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槍 [兵器]

は「兵器の」ともいわれ、ある程度、武術を修行した人でないと、その操作は難しく初級者が扱うには困難とされている兵器です。白蝋という種類の木の棒の先に刃と赤い房がついているのが、槍の一般的な形です。長さは一般的には自分の身長より長く、方手をあげた長さを基本としている場合もあります。基本的な使い方は「刺す」事ですが、「打ち」や「払い」、「はねあげ」、場合によっては槍を飛ばして使ったりもします。槍の練習は小手先で使うようなごまかしがしづらいので、いやがおうでも全身を使うようになるため、基本練習をやるだけでもかなり疲れます。そのため武術を修行するための体作りや功夫を養うには最適の兵器の一つといえます。

梅花螳螂の祖ともいえる梁学香先生、その子梁敬川先生は槍を得意とし、その槍の早さと正確性は神業とされるほどでした。郝家螳螂門の祖である郝宏先生は、武林で「大槍郝」、「神槍郝」と呼ばれるほどの槍の名人でした。また李昆山先生も槍の名人で、1993年の武術大会の長兵器の部に参加し、多く名人達と試合し、みごと優勝されました。このように螳螂門の達人の中には槍の名人が多く存在しました。
長拳螳螂門では「小六合槍」、「大六合槍」「少林槍」等の套路が伝わっています。他の螳螂門各派には梅花槍、四門槍、梨花、黒虎、太乙槍、三合槍、奪命槍等の套路が伝わっています。

*下の写真は小六合槍を指導されている高道生老師です(1991年台北にて)。

91taiwan.jpg

 
タグ:螳螂拳
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