短打十戒

武術を修練するものは武徳を修めなければなりません。あらゆる武術の門派には門規や戒律が伝わっています。螳螂門では「短打十戒」という戒めが伝わっています。伝承者によって、順番や文面がいくつか異なるようですが、大筋は同じです。武術修行者のもつべき資質、心構え等についてのべられています。

 短打十戒

• 一、勿自恃豪　强越理犯分　悸逆争鬥　致千人怒　而犯天譴

• 一、横逆相加　祗可理説排解　勿妄動手脚　即萬不得已　亦須打有輕重　宜安穴竅免致傷人

• 一、遇游方教師　勿與比試　致人失利敗名　而立無容身

• 一、無故不可對手　好勝莫與交鋒　即迫偪難已　寜甘下風

• 　一、背地勿毁滅他人　以顯己能

• 一、須傳忠義之士　謙恭之人　匪僻之徒决不可傳

• 一、强横無義者不傳　强横則為亂　無義則負恩　逢蒙之事可鑒也

• 一、求教不誠者不傳　心既不誠　學亦不篤　傳之何益　徒労精神耳

• 一、不傳則已傳　則或多或少必用真實手法　勿執外道以欺人

• 一、遇孤懦無主之人　被人凌辱太甚　不妨代為出氣　然亦須有分寸　斟酌行之

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